外壁塗装・屋根塗装の下地処理の重要性
投稿日:2022年4月20日
目次
塗装はただ塗料を塗るだけのように見えますが、実はいろいろ塗装する前にやらなければいけない作業があります。
それが下地処理です。
下地とは塗装する面のことで古くなった塗膜や汚れなどが付着しています。(塗装などなにも処理されていないのを素地と呼んでいます)
旧塗膜や汚れなどが付着していると塗装が付着しにくくなりますので、塗装がつきやすくなる下地に調整することを下地処理といいます。
当然のことですが、工事をしてもらうのなら品質の高い塗装に仕上げてもらいたいですよね。
しかし、仕上がりの良い塗装というのは見栄えだけではありません。
きれいに塗装がされているだけでなく、長く保たせるために適切な下地処理がされていること大切です。
こちらの記事では外壁や屋根塗装に大事な下地処理について解説していきます!
【なぜ外壁塗装や屋根塗装は下地処理が重要か】
建物に用いられている塗料は樹脂が配合されており、シンナーや水などで希釈して液体状にしてから塗っていきます。
塗られた塗料は時間が経つと気化して硬化します。
塗料が硬化したのを塗膜といいます。
この塗膜が太陽の紫外線や風雨から建物を守っています。
塗膜は塗装された下地に密着することで長い期間維持することができます。
つまり下地に塗膜が密着しなければどんなに耐久性の高い塗料だろうが、グレードの高い塗料だろうが、すぐに剥がれてしまいます。
塗装工事は数十万円もかかりますから、塗装して数ヶ月、数年で剥がれてしまうのは困りますよね。
できることなら長期間塗装は保って欲しいもの。
そこで重要になってくるのが下地処理です。
下地処理は塗装の密着性を向上させるための重要な工程です。
下地処理が適切に行われなければ塗装の耐久性は落ちて長持ちしません。
これから塗装工事を考えている方は下地処理がいかに重要であるかをしっかり押さえておきましょう!
塗装の劣化症状についてはこちらの「こんな症状には要注意」をご覧ください。
【外壁塗装と屋根塗装に行う下地処理の種類】
下地処理といっても塗装前に行われる作業は一つではありません。
まずは塗装工事の流れについて見てみましょう。
【外壁塗装工事の流れ】
1:足場組み立て設置
2:養生
3:コーキング打ち、補修、ケレンなど
4:下塗り
5:中塗り〜上塗り
6:最終点検
7:足場撤去〜お引き渡し
外壁塗装は上記の流れで進みます。
それでは下地処理の作業はどこの工程になるかといいますと、高圧洗浄やコーキング打ち、補修、ケレンなどの塗装前に行う作業が下地処理となります。
以下に下地処理の作業をひとつずつ解説していきますのでご覧ください。
お問い合わせからお引き渡しまでの流れについてはこちらの「お問い合わせからの流れ」をご覧ください。
【建物の汚れを落とす高圧洗浄】
足場設置後、最初に行うのが高圧洗浄です。
高圧洗浄は建物に付着する汚れを洗浄する作業です。
塗装をするのに洗浄をする必要があるのか疑問に感じられるかもしれませんが、はじめにもお伝えしたとおり年数の経っている建物は汚れや古くなった塗装が付着しているため、非常に塗装がつきづらくなっています。
下地に不純物が付着している状態では塗装の密着性は落ちてしまうため、まずは全体的に洗浄して汚れを洗い落としておくことが大切なんです。
高圧洗浄は洗浄する水に圧力をかけていますので、とてもパワーがあり、こびりついた汚れやコケなどもきれいに洗浄することができます。
【クラック補修】
モルタル、サイディグ、ALCなどの外壁にヒビが入っていることがあります。
建築用語ではヒビのことをクラックと呼んでいます。
クラックはヘアークラックと構造クラックがあり、ヒビの程度で分類されています。
深刻なのが構造クラックで外壁の下地にまで損傷が及んでいるため耐震性の低下が懸念されます。
また、どのクラックも水が入る要因となり、状態が悪くなれば雨漏りを起こしてしまいます。
建物は常に外部から衝撃や振動を受けているため、クラックを残したまま塗装をすると剥がれや浮き、ひび割れなどの症状がすぐに出てしまいます。
ヘアークラックも構造クラックも塗装を長持ちさせるために塗装前に補修することが大切です。
雨漏りについてはこちらの「雨漏りかもと思ったらするべきこと」もご参考にしてください。
【建物の防水性に関わるコーキング工事】
コーキングのことをシーリングとも呼んでいます。
コーキングは建物の防水と気密を保つために施工されているもので、水が入ってこないようにする欠かせない工事です。
経年劣化でひび割れ、破断、浮き、剥がれなどの症状が出てくるため、塗装前に新しくする必要があります。
コーキングが打たれているところは以下の場所があります。
【コーキングが打たれている場所】
・サイディングやALCなどの目地
・窓や玄関などの開口部まわり
・ガラリや配管引き込み部など外壁との取り合い部
・ベランダ笠木の接合部
コーキングの耐用年数は5〜10年ほどです。
コーキングを劣化したままにしておくと雨漏りの原因となりますのでご注意ください。
【鉄部や木部のケレン】
塗布面を研磨する作業をケレンといいます。
ケレンは旧塗膜や汚れ、錆などを除去する目的あります。
前述しましたが塗布面に不純物がついていると塗料は付着しにくくなります。
そのためケレンをして塗装がつきやすい状態に調整することが大切です。
ケレンについてはこちらの「塗装工事のケレンって何?その重要性」をご覧ください。
【手抜き工事されないためのチェックポイント】
下地処理が塗装の耐久性を左右することはお分かりいただけたでしょうか。
そこで注意したいのが手抜き工事です。
下地処理がとても大事なのはわかっていても塗装をしてしまえば下地処理をしたか判断することはとても難しくなります。
また、1日2日で塗装が剥がれるというわけではなく、数ヶ月ほど経ってから塗装が剥がれてくるので、ある程度期間が経った後に不具合を申し出るのは、また足場を設置して工事をすることを考えると非常に億劫に感じるかもしれません。
できることなら工事のやり直しがないことが理想です。
ましてや手抜き工事で工事をし直すのはとても時間がもったいないですから、手抜き工事をされない対策をすることが大切です。
手抜き工事をされないようにするには以下の対策があります。
【手抜き工事されない対策】
・見積もりや打ち合わせの時に下地処理について十分に説明をもらう
・施工写真を撮ってもらう
下地処理は塗装をしてしまうと隠れてしまいますから、しっかり下地処理がされているということを確認できるように対策することです。
施工写真は作業工程を把握することができますので、工事を依頼する業者に施工写真を撮ってもらうようにお願いしましょう。
【わからないことや気になることがございましたらお気軽にご相談ください!】
ここまで下地処理についてお伝えしてきました。
下地処理がされていないと塗装の耐久性が落ちてしまいますので、これから塗装工事をされる方は下地処理をちゃんとしてくれる業者に依頼することが大切です。
塗装は使用する塗料によって耐用年数は違いますが、10年ほどは保たせることができます。
すぐに剥がれてしまうのは経済的な負担が大きいですからメンテナンスコストを抑えるためにも塗装をする際は下地処理のことも重視しておきましょう。
下地処理についてはこちらの「施工の際の下地処理」でもお伝えしておりますので、良ければこちらもご参考にしてください。
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無料診断についてはこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。
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