塗装工事の下地処理、下塗りは非常に重要です

投稿日:2019年3月26日  更新日:2024年9月30日

塗装は下地が良好な状態でなければ長く定着できません。そしてその下地を良好な状態に整えるのが下地処理です。下地処理を適切に行なってこそ、剥がれにくく長持ちな塗装に仕上げられます。
 

もう一つ大事な工程が下塗りです。塗装は下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが基本です。はじめに塗装する工程が下塗りでして、これは中塗りと上塗りの土台となる重要な役割を担っています。

ここでは下塗りの重要性についてお伝えしたいと思います。 
 

下塗り材プライマー(シーラー)、フィラーの役割

塗料は大別すると下塗り剤と上塗り剤があります。そして下塗り剤にはさらに種類があります。ここでは代表的な下塗り剤をご紹介します。
 

【シーラー】
塗料の吸い込みを抑え、下地への付着力を高める効果があります。
 

【プライマー】
効果はシーラーと似ていますが、主に木部用や鉄部用の下塗り剤に使用します。

 

【フィラー】
肉厚で伸縮性のある弾性塗料です。追従性に優れ、ひび割れ防止に用います。また、塗膜に厚みがあるため、下地の凹凸を平滑に均す下地調整としても使用します。

下塗り剤にも適用下地があります。状態や素材、用途などを考慮して適切なものを使用することが大切です。 

 

下塗りのその他の役割

下塗りは下地への付着力を高め、この後の中塗りと上塗りを結びつけるクサビとしての役割を担っています。外壁のように動きのあるところを塗装するときは、下地への密着性が求められるため、下塗りが必須です。
※塗料の中には下塗り不要のものもあります。
 

また、下地の色を遮断する役割もあります。仕上げる色によっては、下地の色が浮き出てしまうことがあり、このようなときに下地が出にくい色で下塗りします。
 

指定した色で塗られていないのを見るとびっくりするかもしれませんが、それはちゃんと意図をもって塗装しているのです。 
 

下塗りしたところは隠れてしまう!

下塗りで注意しなければならないのが、それ以降の工程に進むと下塗りをしたのか隠れてわからなくなるということです。
 
プロなら下塗りをしたのか、していないのか一目瞭然ですが、業者の中には下塗りを省いて手抜きをしようとする杜撰な業者も残念ながらいます。
 
下塗りをしなければ、当然短期間で剥がれてしまいますが、その症状も数ヶ月、数年とわりと時間が経ってから出てくることがあります。
 
工事をしてから時間が経っていると業者に連絡しづらくなりますし、なによりももう一度塗装をし直さなければいけないため、余計な時間が奪われてしまいます。
 

高圧洗浄やひび割れ補修、シーリングも重要

下塗り前の下地処理には、高圧洗浄やひび割れ補修、シーリング工事などがあり、どれも重要な作業です。下地処理が疎かになっていると、どんなに優れた塗料で塗装してもすぐに剥がれてしまいます。
 
高圧洗浄は単に建物をきれいにすることだけが目的ではありません。外壁などに付着する汚れや古くなった塗膜、コケやカビなどの不純物を洗い流して塗装が密着しやすい下地に調整するために行っています。
 
シーリングは建物の防水性と気密性を保つ役割があり、隙間に充填して密閉性を高めます。サイディングやALCなどの外壁目地や窓まわり、部材の接合部や取り合い部などに打設されています。
 
ひび割れのことをクラックと呼び、塗装前に補修します。塗装すれば隠れてしまうかもしれませんが、クラックを補修せずに塗装するとすぐにひび割れてしまうのでご注意ください。
 
下塗りを含め、下地処理のように塗装の耐久性に重要な役割を担っている工程は、塗装が仕上がるとすべて隠れてしまいます。塗装工事で手抜きが多いと言われてしまう原因がこのような見えない工程があるためです。
 
ほとんどの業者は真面目に施工を行なっていると思いますが、業者の中には工程を省く業者もいます。手抜きをされないためにしっかりと対策していることが大切です。各工程の施工写真を撮っておけば、後からでもどんな作業をしたのかわかりますので、業者に各工程の施工写真を撮ってもらうことをおすすめします。
 

まとめ 見積りは下地処理や下塗り項目もチェックしましょう

適切な工事をしてもらうためにも、業者から渡される見積もりは、記載されている内容を細かくチェックすることが大切です。
 
見積もりの内訳はできるだけ具体的であることが望ましく、塗料名や施工箇所、施工面積、工程内容などが詳細に記載されているかご確認ください。
 
また、見積もりだけでなく、業者から直接説明をもらうことも大切です。工事内容の変更があった場合は、見積もりを作り直してもらうか、一筆入れてもらうことをおすすめします。
 
口頭だけで済ませてしまうと「言った、言わない」のトラブルに発展する可能性があります。工事保証なども重要ですので、必ず目を通しておきましょう。

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