【付帯部のポイント】外壁塗装と一緒に行なって欲しい霧よけのメンテナンスと塗装
投稿日:2025年1月15日
外壁から張り出している小さな屋根を「霧よけ(庇)」といいます。最近のお家では少なくなってきましたが、塗装工事ではまだまだ塗装させていただくことが多くあります。もしかするとあまり気にかけたことがない方が多いのではないでしょうか?
しかし、霧よけには板金が使われていますので、そのまま放っておくと錆びてしまいます。水の侵入口ができてしまうと雨漏りの原因にもなりますので、外壁塗装を行う際は、霧よけのメンテナンスと塗装をお忘れないようにしてください!
本記事では霧よけのメンテナンス方法や塗装について解説いたします。
霧よけとは?
玄関や窓の上に設けてある小さな屋根を霧よけといいます。
「庇(ひさし)」とも呼んでいるもので、このような役割があります。
・部屋の中に入る日差しを和らげる
・雨の吹き込みを防ぐ
・窓やドアの劣化を抑える
最近では霧よけを取り入れているお家が少なくなってきましたが、日本の気候風土を考えるととても合理的な機能を果たしています。例えば夏の季節は太陽光の日射角度が高くなります。
霧よけがあることで太陽の日差しを遮り、室温の上昇を抑えて快適な環境を保つことができます。また、雨が降っていても霧よけが吹き込みを防いで換気ができるようになっています。
近年ではモダンでスタイリッシュなデザインもあります!
和風というイメージが強いかもしれませんが、木製と板金の構成が普通だった霧よけも近年ではガラス製やアルミ製などを用いたモダンなデザインでメーカーから販売されております。
玄関に霧よけがあれば雨が降っていても鍵を取り出す時に傘をさす必要がなく、服や鞄が濡れるといったことを回避できます。現代風の外観にガラスとアルミの霧よけはスタイリッシュですてきな印象を演出してくれます。後付けも可能ですので、もしご興味がありましたらご検討してみてください。
西武建装は建物診断や見積もりを無料で実施しております。お住まいのことでなにかお困りのことがありましたらお気軽にご相談ください。
無料診断はこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。
霧よけも定期的にメンテナンスが必要です!
建物は風雨などにさらされて経年劣化するものです。霧よけも年数とともに傷んでくるため、状態を保つために定期的なメンテナンスが不可欠です。
ガラスやアルミが使われている霧よけならコーキングのメンテナンスくらいで済みますが、昔から用いられている構造の板金と木製の霧よけはサビや腐食を防ぐためのメンテナンスがいります。
劣化を放置すると水の侵入口をつくり雨漏りを引き起こす可能性があります。霧よけがあるところはお部屋のすぐ近くなので、被害は室内にも影響を及ぼします。
例えばこのような症状が見られる場合は、雨漏りを起こしている疑いがあるので、早めにご相談ください。
・天井や壁に水が染みた跡がある
・窓枠が濡れている
・特定のところだけカビが生えている
・天井や壁のクロスが剥がれている
・天井や壁を触ると沈む
・水が落ちる音がする
雨漏りについてはこちらの「雨漏りかもと思ったらするべきこと」をご覧ください。
外壁塗装と一緒に行なっていただきたい霧よけのメンテナンス
板金と木部の塗装
霧よけの板金と木部を保護するために塗装が必要です。外壁塗装では付帯部に含まれます。
板金も木部も腐食すると元に戻せなくなってしまうので、劣化が進む前に塗装することが大切です。
付帯部塗装についてはこちらの「外壁塗装工事|押さえておきたい付帯部塗装のポイント!」をご覧ください。
外壁取り合い部のコーキング処理
霧よけと外壁が接するところには隙間が生じるため、水が入らないようにコーキングを打ちます。部材同士の継ぎ目を取り合い部と呼んでいます。
コーキングは10年くらいするとひび割れなどを起こして防水性が低下し、雨漏りの原因になります。塗装と作業が重なるため、コーキングも一緒にメンテナンスを行いください。
コーキング工事についてはこちらの「コーキング工事の必要性と劣化症状・耐用年数・メンテナンス方法を解説!」をご覧ください。
木部が腐食していたら新しく交換
木部の塗装が剥がれてしばらく放置されると腐食を起こします。木材が朽ちてしまい復旧が不可能ですので、木材を加工して新しく交換を行いください。腐食したままだとシロアリを寄せ付ける原因になります。
シロアリが建物内に侵入してくると土台や柱など大切な構造体まで食べられてしまい、老朽化を早めてしまいます。木材が濡れて腐食したままにならないように早めに対処することが大切です。
板金のサビがひどい時は張り替えやカバー工法で修理
板金が錆びても素地を残せる状態なら下地処理と錆止めで対応できます。しかし、穴があいていたり、ケレンできないほど錆びている場合は、板金そのものを新しくする必要があります。
霧よけの構造は木材で下地を組んで屋根のところに板金を張っています。板金は外壁から伝ってくる水が内側にまわり込まないように端部を折り曲げて立ち上がりをつくり、その部分を外壁内に入れています。そのため、板金を剥がすには外壁を部分的に解体する必要があります。
外壁を解体して板金を張り替えるのが大変な場合は、元々の霧よけの上に新しい板金を被せるカバー工法が手軽でおすすめです。板金を被せた後は継ぎ目ができるので、コーキングで防水処理します。錆びにくいガルバリウム鋼板にすればメンテナンスの手間も軽減できます。
ガルバリウム鋼板についてはこちらの「30年耐久のガルバリウム屋根」をご覧ください。
霧よけ塗装の流れ
続いて霧よけ塗装の流れをお伝えします。
霧よけ塗装はこのような流れで行います。
【① 下地処理】
板金や木部が傷んでいるため、ケレンで下地を整えます。
不純物を取り除いて塗装の密着性を高め、下地を平滑にすることで美しく塗装が仕上がります。
【② 下塗り】
板金は腐食を抑えるために錆止めを塗ります。
木部は状態によって対応が異なり、塗膜が付着しにくい場合は木部用のプライマーで下地調整します。
【③ 中塗り・上塗り】
この工程で上塗り剤(仕上げ剤)を塗ります。
上塗り剤は2回塗りになっており、中塗りと上塗りで分けて塗装します。
塗膜が薄くなると性能が落ちてしまうので、施工マニュアルにある仕様通りの塗膜厚を確保する必要があります。
まとめ|霧よけはサビや腐食を起こす前にメンテナンスと塗装を行いましょう!
ちょっとした部材かもしれませんが、一箇所だけでも不具合があると建物全体に及ぶことだってあります。霧よけだと雨漏りやシロアリによって被害を大きくさせる可能性があります。
被害を防ぐためには定期的なメンテナンスが必要です。これから外壁塗装をお考えの方で霧よけがある建物でしたら、正常な状態を保つために霧よけも忘れずにメンテナンスを行いください。
“mu”
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