雨樋は塗装した方がいい?塗装のタイミングでおすすめするメンテナンスもご紹介!
投稿日:2023年6月30日
目次
外壁塗装工事には付帯部という項目があります。
付帯部には破風板や軒天井など屋根や外壁以外の部材が含まれています。
今回お伝えする雨樋も付帯部です。
そもそも雨樋は塗装をした方がいいのか、疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
また、雨樋も年数が経過すれば色々と不具合がでてきます。
できれば塗装工事をするタイミングで雨樋もメンテナンスしていただくことをおすすめしています。
本日は雨樋は塗装が必要なのかや塗装のタイミングでおすすめしたい雨樋のメンテナンスについてお伝えしたいと思います。
【雨樋は塗装した方がいい?】
現在の戸建住宅にある雨樋は塩ビ製のものが一般的です。
塩ビとは塩化ビニールのことで、強度が高くて柔軟性に優れています。
塩ビの雨樋は20〜30年が寿命とされており、劣化すると色褪せや歪み、割れなどの症状が現れます。
外壁塗装を行う時期になると雨樋も劣化症状が現れています。
塗装工事では雨樋を含む付帯部も塗装しますが、そもそも雨樋を塗装するメリットとはどんなことか気になりますよね。
塗装は建物を保護し、美観性を向上させることが目的です。
雨樋も塗装すれば耐久性が上がると思われるかもしれませんが、残念ながら塗装で耐久性が上がることはありません。
それなら雨樋は塗装しなくてもいいということになりますが、そうではありません。
外壁塗装をするときは、雨樋も忘れずに塗装することをおすすめします。
前述したように雨樋が劣化すると色褪せや汚れなど見栄えが落ちてきます。
塗装で建物がきれいになっても、雨樋が色褪せたままだとどうでしょうか。
外壁はピカピカなのに雨樋は汚い、なんてことになってしまいます。
塗装で雨樋の耐久性を高めることはできませんが、建物の見栄えには影響してきますので、古いところが悪目立ちしてしまわないように雨樋も含めて建物全体を塗装することをおすすめします。
【雨樋の役割と劣化症状】
【雨樋の役割】
ここで一度雨樋の役割について確認しましょう。
雨樋は屋根から流れてくる雨水を下に排水する役割があります。
なんとなく地味に見える雨樋ですが、建物には欠かせない設備なのです。
イメージしていただきたいのですが、もし、雨樋がなかったらどんなことになってしまうでしょうか。
雨樋がないと屋根から滝のように水が落ちてくるようになってしまいます。
高いところから水が落ちてくるのですから、水はねが凄いですし、大きな音を立てて騒音で近隣トラブルにもなってしまうでしょう。
外壁や基礎も汚れやすくなりますので、建物の劣化を早めてしまい、寿命を縮めてしまいます。
雨樋を塗装するのは美観を目的としていますが、塗装が必要な時期になれば劣化も進んでいます。
雨樋の機能が果たせなければ建物の老朽化を早めてしまうことになりますので、しっかり雨樋の役割を果たせるようにメンテナンスを行っていくことが大事です。
ですから、劣化症状が現れ始めている塗装を行うタイミングで雨樋のメンテナンスもぜひおすすめしたいのです。
【雨樋の劣化症状と塗装工事と一緒にメンテナンスをおすすめする理由】
雨樋が劣化すると以下の症状が現れます。
【雨樋の劣化症状】
・色褪せ
・ゴミ溜まり
・歪み
・破損
・隙間
雨樋の劣化症状についてはこちらの「雨どい、こんな症状が出たら要注意!」もご参考にしてください。
上記のような症状が現れると水漏れなどの不具合を起こします。
雨樋は1階でも3mほど、2階なら7mほどの高さにありますので、本格的な修理をするには足場が必要です。
足場は15~25万円ほどの費用が発生するため、けっして安くはありません。
しかし、足場は有効に活用すれば、何度も設置する必要がなくなり、長期的に見るとコストの節約につながります。
外壁塗装も高所作業があって足場を設置します。
塗装工事と一緒に雨樋のメンテナンスをおすすめするのは、雨樋も劣化し始める時期であることと、足場を有効活用してコストを節約するためという理由があるからです。
劣化が進むほど工事規模が大きくなり、材料費が掛かってしまうため、被害が抑えられているタイミングでメンテナンスしましょう。
足場代の節約についてはこちらの「足場代は有効活用すれば節約できる!」をご覧ください。
【塗装工事と一緒におすすめしたい雨樋のメンテナンス】
それでは塗装工事と一緒におすすめする雨樋のメンテナンスをご紹介します。
・雨樋の清掃
・隙間埋め
・雨樋の歪み調整
・部材の交換
行うことの多いメンテナンスが「雨樋の清掃」と「隙間埋め」です。
まず、「雨樋の清掃」についてご説明します。
軒樋や集水器の形状はお椀状になっていますので、砂埃や落ち葉などゴミが溜まりやすくなっています。
軒樋の中にゴミが溜まると水が流れにくくなり、雨樋から水が漏れてしまいます。
足場があれば高圧洗浄のときに雨樋の中もきれいにすることができます。
次に「隙間埋め」です。
隙間ができやすいの雨樋の接合部のところです。
雨樋は継ぎ手という部材で継いでいますが、経年劣化で隙間が生じてしまうことが起こります。
水はわずかな隙間でも流れてしまうため、隙間があると水が漏れてしまいます。
破損が原因していなければ、接着剤やシーリングで隙間埋めることができます。
雨樋が歪んでしまった場合は、調整で済む場合と交換が必要な場合があります。
軒樋は水が流れるように傾斜がつけられていますが、歪みが激しいと傾斜がくるってしまってうまく水が流れなくなり、水漏れを起こします。
調整で済めばいいですが、調整で直らない場合は部材を交換する必要があります。
雨樋はいくつもの部材を接合して組まれていますので、部分交換が可能です。
ただし、廃盤品だと部材が生産停止になっていて調達ができませんので、このような場合は雨樋を全部交換する必要があります。
また、雨樋全体が劣化している場合は、部分的に部材を交換するよりも雨樋をすべて交換した方がコストが安くなることもあります。
雨樋修理についてはこちらの「雨樋修理が必要なサインは?雨樋の役割と修理方法を解説!」をご覧ください。
【雨樋工事なら西武建装にお任せください!】
適切な範囲で工事をするには、実際に雨樋の状態を見る必要があります。
劣化が進めばその分だけ修理範囲が広がるということをぜひ押さえていただき、塗装工事の時は雨樋もご一緒にメンテナンスすることをご検討ください。
西武建装は雨樋修理も承っております。
診断も無料で実施しておりますので、お住まいのメンテナンスのことでなにかお困りのことがございましたら、是非当社の無料診断をご利用ください!
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