【外壁塗装 塗料の選び方】光触媒塗料とは?メリット・デメリット

投稿日:2023年12月12日

外壁塗料はたくさん種類があります。

その塗料の中に「光触媒塗料」というものがあります。

 

名前だけ聞いてもどんな塗料なのか分かりませんよね?

外壁塗装は塗料の種類で性能、耐用年数、次の塗替え時期などが異なります。

 

光触媒塗料とはどんな塗料なの?と疑問を持たれている方は、ぜひこちらでご紹介するポイントを押さえてくださいね!

 

本日は「光触媒の特徴や耐用年数、メリット・デメリット、注意点」などを解説いたします!

 

【外壁塗装で用いる塗料の種類】

【外壁塗装 塗料の選び方】光触媒塗料とは?メリット・デメリット

外壁塗装で用いる塗料は、樹脂を主要原料とする「樹脂塗料」です。

樹脂塗料は「樹脂+添加剤+顔料+希釈剤」で構成されており、主要となる樹脂はアクリル樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、フッ素樹脂など種類があります。

 

光触媒塗料は、その数ある塗料の一つ。

光触媒塗料は光に当たることで効果を発揮する従来の塗料とはうちょっと違う特殊な効果を得られます。

それでは次に光触媒塗料の特徴をお伝えいたします。

 

塗料についてはこちらから

 

【光触媒とは?】

【外壁塗装 塗料の選び方】光触媒塗料とは?メリット・デメリット

光触媒の主原料は酸化チタンと二酸化チタン。

光触媒塗料は光や紫外線に当たることで塗膜表面がプラスの電荷を帯び、非常に強い酸化力を持つ特徴があります。

 

この作用により、壁面に付着した有機化合物や有機化学物質、排気ガスなどの汚染物質と結合・分解して汚れの付着を防止します。

 

また、光触媒は高い親水性を持つ特徴があります。

親水性とは水に馴染みやすい性質のことでして、汚れが付着しても雨と一緒に洗い流すセルフクリーニング機能を備えています。

 

【光触媒塗料の耐用年数と効果】

【外壁塗装 塗料の選び方】光触媒塗料とは?メリット・デメリット

塗膜を劣化させる原因に紫外線がありますが、光触媒塗料の場合は、その紫外線を利用するため劣化が発生しにくく、長期的に性能を保ちます。

耐用年数は15〜20年程度と長寿命でして、長くお家を守ることができます。

 

ただし、北側など光が当たりにくいところは効果が発揮されにくいのでご注意ください。

それでは次に光触媒塗料の効果を見ていきましょう!

 

【セルフクリーニング機能で汚れにくい】

前述したように光触媒塗料は汚染物質を分解する作用があるため、汚れが付着しにくい性能を備えています。

さらに親水性塗膜を形成し、汚れは雨と一緒に洗い流してくれます。

優れたセルフクリーニング機能効果により、長期にわたって建物の美観を保持します。

 

【耐久性が高く長寿命】

先に挙げたとおり、光触媒塗料は耐用年数が15〜20年程度ととても長寿命です。

現在主流のシリコン塗料が10〜15年程度、改良型のラジカル塗料が13〜16年程度ですから、これよりも耐久性を求めるなら光触媒塗料も候補の一つです。

 

【光触媒塗料のメリット・デメリット】

次に光触媒塗料のデメリットを見ていきましょう。

光触媒塗料は以下のデメリットがあります。

 

・光が当たらないところは効果が発揮しづらい

・カラーラインナップが限られる

・ひび割れやすい

・取り扱いが難しい

・次の塗り替えは塗料の相性を考える必要がある

 

それでは一つずつ見ていきましょう!

 

【光が当たらないところは効果が発揮しづらい】

【外壁塗装 塗料の選び方】光触媒塗料とは?メリット・デメリット

光触媒塗料は光に当たることで効果を発揮します。

つまり日が当たりにくい場所は、効果が発揮しづらいため、日が差さない北側の外壁は汚れが残ったり、藻が発生したりする可能性があります。

 

【カラーラインナップが限られる】

【外壁塗装 塗料の選び方】光触媒塗料とは?メリット・デメリット

光触媒塗料は酸化チタンが主原料なため、酸化チタン本来の色であるホワイトよりのカラーが多くなります。

白色顔料を含む淡色系に偏り、濃色を好む方には向いていないかもしれません。

 

【ひび割れやすい】

【外壁塗装 塗料の選び方】光触媒塗料とは?メリット・デメリット

光触媒塗料が形成する塗膜は、従来の塗膜よりも硬質です。

塗膜は伸縮することで建物の動きに追従し、ひび割れを防いでいますが、光触媒塗料はその追従性が劣ります。

光触媒塗料は硬質な塗膜なため、追従性が悪く、ひび割れやすい欠点があります。

 

【取り扱いが難しい】

【外壁塗装 塗料の選び方】光触媒塗料とは?メリット・デメリット

塗料はただ塗るだけのように見えますが、施工マニュアルに準じて施工されていないと性能が発揮されないどころか、短期間で剥がれる恐れがあります。

 

光触媒塗料は他の塗料と比べると取り扱いが難しいため、専門的な知識と適切な施工ができる技術力や実績を備えていることが重要です。

 

光触媒塗料は水に近いサラサラな液体なので、施工が誤ると液垂れで美観を損なってしまいます。

また、乾燥時間も他の塗料より長くかかり、天気、気温には気をつかわなければなりません。

 

【次の塗り替えは塗料の相性に注意】

【外壁塗装 塗料の選び方】光触媒塗料とは?メリット・デメリット

塗装後も耐用年数を過ぎればまた劣化してくるため、塗り替えが必要です。

ここで注意していただきたいのが塗料の相性です。

 

光触媒塗料の場合、相性の悪い塗料だと塗膜剥離を起こす恐れがあります。

光触媒塗料は難付着塗膜ですから、次の塗り替えの時は塗料の相性を考える必要があります。

 

塗り替えを行う際は、以前に塗装した塗料の種類をお伝え下さい。

念のために塗料の資料を保管しておくことをおすすめします。

 

光触媒塗料についてはこちらの「光触媒塗料 ピュアコート」もご参考にしてください。

 

【まとめ】

【外壁塗装 塗料の選び方】光触媒塗料とは?メリット・デメリット

いかがでしたか?

光触媒は魅力的なメリットがある半面、注意しなければならないデメリットもあります。

 

【メリット】 【デメリット】

・セルフクリーニング機能で汚れにくい

・耐久性が高くて長持ち

・日が当たらないところは効果が発揮しづらい

・選べるカラーが限られる

・ひび割れやすい

・取り扱いが難しい

・次の塗り替え時は塗料の相性に注意

 

性能に優れていますが、光に当たることで効果を発揮しますので、立地などの建物の条件でその恩恵を受けられるかが変わってきます。

 

光触媒塗料を取り入れる場合は、必ず専門業者が現地調査を行って光触媒の効果が発揮されるかどうか判断してもらってください。

 

西武建装は無料で建物診断を実施しております。

光触媒塗料にご興味のある方は、建物と相性がいいか現地調査いたしますので、お気軽にご相談ください。

 

無料診断はこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。

 

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