屋根カバー工法の工事の流れと施工方法を解説!
投稿日:2024年3月29日
目次
「工事費を抑えて屋根を新しくしたい!」
そんな方におすすめしたいのが屋根カバー工法。
屋根カバー工法は、元々の屋根を残してその上に新しい屋根を被せる工法のことです。
屋根カバー工法のメリットは、
・工事費を抑えられること
・工期が短くなること
・断熱や防音の効果が向上すること
などがあります。
施工条件はありますが、ご希望に沿っていればかなり魅力的な屋根リフォームだと思います。
これから屋根カバー工法をご検討している方は、施工方法もぜひ押さえておきましょう。
屋根上での作業は目視できませんから、とくに手抜き工事に注意しなければなりません。
適切な方法で工事をしてもらうためにも、本記事では屋根カバー工法の施工方法や流れについて解説いたします!
【屋根カバー工法の工事の流れ】
施工手順 | ポイント |
① 足場設置 | 足場にメッシュシートを張り、飛散防止を徹底すること。 |
② 施工に干渉する役物などを撤去 | すでに雪止めがある場合は、同じ仕様で仕上げることをおすすめします。 |
③ ルーフィング敷設 | ルーフィングの耐用年数は屋根の寿命に大きく影響 |
④ 屋根材設置 |
屋根材の制限がありますが、それでも豊富な種類があります。ご希望に沿う屋根材を選びましょう。 |
⑤ 屋根板金の取り付け | 板金下地は木材と樹脂があります。樹脂は腐食しないのでおすすめです。 |
⑥ コーキング処理 | 風雨などにさらされるため、耐久性の高いコーキングをおすすめします。 |
⑦ 最終点検 | 写真を撮ってもらい、仕上がりをご確認ください。気になるところは遠慮せずにどんどん指摘することが大事です。 |
⑧ 足場撤去 | 足場撤去後、敷地内には工事で発生した廃材などが落ちていますので、最後まで清掃することが大事です。 |
⑨ お引渡し | アフターサポートや工事保証があると安心ですので、事前に確認しておきましょう。 |
【屋根カバー工法の施工方法】
① 足場設置
② 施工に干渉する役物などを撤去
③ ルーフィング敷設
④ 屋根材設置
⑤屋根板金の取り付け
⑥ コーキング処理
⑦ 最終点検
⑧ 足場撤去
⑨ お引渡し
ここでは上記にある屋根カバー工法の各工程についてご説明します。
【① 足場設置】
屋根工事は足場が必要です。
作業時、ホコリや屋根材切断の際の粉塵などが飛散するため、足場にはメッシュシートを取り付けて飛散防止します。
足場は半日〜1日で設置完了となります。
【② 施工に干渉する役物などを撤去】
2日目から本格的な施工を開始します。
屋根カバー工法は、施工に干渉する役物(雪止めや棟板金など)の解体があります。
【③ ルーフィング敷設】
屋根葺き替え工事では、既存屋根を解体した後に野地板の増し張り→ルーフィング敷設→屋根材設置という流れになりますが、屋根カバー工法は足場設置と上記の最小限の解体した後、既存屋根の上にルーフィングを敷きます。
元々の屋根が下地となりますので、下地が沈むほど劣化が激しいと下地として利用できいないため施工不可となります。
【④ 屋根材設置】
屋根材は軽量性を重視するため、選択できる屋根材が制限されます。
屋根材が限定されるといっても豊富な種類がありますので、ご予算や耐用年数などを考慮してご希望に適うものをお選びください。
【⑤屋根板金の取り付け】
屋根材設置後、棟板金や雨押さえ板金などを取り付けます。
現在では錆びにくいガルバリウム鋼板が主流です。
コストを安くしようとトタンが使われている可能性もありますので、事前にどんな板金部材が使われているかご確認ください。
また、板金を取り付ける下地材は、木材と樹脂の2タイプがあります。
樹脂は腐食を起こしませんので、メンテナンス性を重視するなら樹脂がおすすめです。
【⑥ コーキング処理】
棟板金野継ぎ目など隙間にはコーキングを打設して防水性を高めます。
劣化原因となる紫外線の影響を強く受けるため、耐候性に優れているコーキングをおすすめします。
西武建装は高耐久コーキングもご用意しております。
詳しくはこちらの「オートンイクシード」をご覧ください。
【⑦ 最終点検】
一通り作業を終えたら仕上がりに問題がないか確認します。
お施主様が屋根に登るわけにいきませんから、業者に施工後の写真を撮ってもらい、仕上がりに問題がないかご確認ください。
足場が外されてしまうと手直しができなくなってしまうので、見落としがないように細かくご確認ください。
【⑧ 足場撤去】
お施主様からご了承をいただいたら足場を撤去します。
足場が外された後も敷地内には工事で発生した廃材などが落ちていますので、きれいに清掃してお引渡しします。
【⑨ お引渡し】
屋根工事はアフターサポートや工事保証があると今後も安心です。
西武建装は工事後に定期訪問を実施しております。
工事保証も充実しておりますので、今後のこともご安心ください。
アフターサポートについては下のページをご覧ください。
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屋根工事については下のページでも色々ご紹介しておりますので、良ければこちらもご参考にしてください!
「手軽に屋根工事!屋根カバー工法(重ね葺き工事)のメリット・デメリット」
「屋根葺き替え工事のメリット・デメリットと工事をご検討していただく時期」
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