品質に影響する外壁塗装の乾燥時間とは?
投稿日:2024年12月25日
塗料は半製品ですので、正しい方法で塗られてはじめて製品として成り立ちます。
ただ塗料を塗るだけのように見えるかもしれませんが、誤った方法だと塗膜が膨れたり、すぐに剥がれたりします。
そして塗装工程で大事なのが「乾燥時間」。
塗装工程は、下塗り・中塗り・上塗りの3工程で行いますが、塗装した後はよく乾燥させる必要があります。
乾燥時間が適切でないと施工不良を起こしてしまうので、これから外壁塗装をされる方は「塗装した後に乾燥させる時間がある」ということを押さえておいてくださいね。
本記事では、塗装後の乾燥時間が仕上がりにどんな影響があるか、どれくらい乾燥させたらいいのかなど外壁塗装の乾燥時間について解説いたします。
外壁塗装の乾燥時間とは?
外壁塗装の乾燥時間とは、塗装した後に正常な塗膜を形成させるために必要な乾燥時間のことです。
塗料は樹脂が主原料です。
それを塗料として使用するには、溶剤や水を希釈して液体状にする必要があります。
塗装して水分が残る状態から揮発することで塗膜がつくられ、風雨や紫外線などから建物を守ることができます。
乾燥時間を含めた工程は、
① 下塗り
② 乾燥
③ 中塗り
④ 乾燥
⑤ 上塗り
という流れになります。
外壁塗装の流れについてはこちらの「お問い合わせからの流れ」をご覧ください。
乾燥時間を守らないと起きるトラブル
塗装は下塗りを含めて3回塗りです。
下塗りしたらすぐに次の工程に移れれば時間を短縮できますが、それだと塗膜内に残る水分が邪魔して塗膜の膨れや剥離などの施工不良を起こします。
乾燥時間は塗料の施工マニュアルに記載されています。
時期や天気でも乾燥させる時間が変わってくるため、現場状況を的確に判断することも大切です。
塗料には「気温5度以上、湿度85%未満」という施工可能な条件があることもポイントです。
乾燥時間の目安
各塗料で指示される乾燥時間が異なるため、具体的なことは使用する塗料の施工マニュアルを確認する必要があります。
乾燥過程は、
① 指触乾燥
② 半硬化乾燥
③ 硬化乾燥
④ 完全乾燥
の4段階あります。
① 指触乾燥は、指で触れても塗料が付かない状態のことで、1〜2時間ほどで塗膜表面が固まります。
まだ塗膜内は未乾燥のままなので、この段階で次の工程に移ることはできません。
一般的に塗装後4〜8時間以上の乾燥時間を確保します。
② 半硬化乾燥は塗装面を軽く擦っても跡が付かない状態のことです。
数時間から翌日ほどでこの段階に入り、次の工程に移ることができます。
③ 硬化乾燥はまだ完全な乾燥ではありませんが、塗装面に触れても擦り傷が付かない状態まで硬化が進んでいます。
④ 完全乾燥は乾燥の最終段階で、内部まで乾燥しています。
塗膜が完全に乾燥しているほうが丈夫そうに思えますが、③ 硬化乾燥で一週間以上、④ 完全乾燥だと2週間から1ヶ月程度の時間を要し、日数をかけるとかえって施工不良を起こす可能性があります。
塗料の施工マニュアルには、乾燥時間と塗装期限が指示されています。
一般的に7日以内となっていて、日を置き過ぎることかえって悪くさせてしまうことにご注意ください。
様々な条件で乾燥させる時間が変わります!
水性塗料と油性塗料で乾燥時間が異なる
塗料には水性塗料と油性塗料があります。
一般的に水性塗料よりも油性塗料のほうが乾燥が短いとされています。
油性塗料の乾燥時間が短い理由は、希釈剤に溶剤を使用しており、揮発が速く硬化するまで時間が短いからです。
ただし、油性塗料は引火する危険性があって取り扱いや保管方法に注意が必要なことと溶剤の刺激臭があるため、性質を理解した上で適切な塗料をお選びください。
季節や天気で乾燥する速さが変わります
乾燥時間 | 季節 | 天気 |
短い | 夏 | 晴れ |
普通 | 春・秋 | 曇り |
長い | 冬・梅雨 | 雨 |
日本は四季がはっきり分かれており、それが乾燥時間にも大きく影響してきます。
比較的に天候が安定している季節や天気は塗装がしやすく、乾燥まで時間を要しません。
気をつけることといえば梅雨の時期です。
梅雨の時期は湿度が高く、雨も続くため、よく天候をチェックして工事を進めることが大切です。
乾燥させる時間も気にしておきましょう!
外壁塗装は決まった工程があり、ただやみくもに塗料を塗る工事ではありません。
塗装した後はちゃんと乾燥させる時間を設けないと施工不良を起こしてしまいます。
つまり、外壁塗装は強制的に塗装できない時間が数時間あるため、たった1〜2日ですべてを終わらすことはできません。
乾燥時間は塗料本来の性能を発揮するために欠かせない工程です。
業者から乾燥時間まで説明があるかわかりませんが、無理のない工程になっていないか工事の進捗についてよくご確認ください。
工事工程の流れについては工程表をもらっておくことをおすすめします。
西武建装では、工事のご理解を深めていただけるように、使用する塗料や工事内容などを事前にわかりやすくお伝えさせていただきます。
もし、ご不明な点などがありましたらお気軽にご質問ください。
工事のご質問についてはこちらの「よくあるご質問」もご参考にしてください。
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