塗装してはいけない壁や屋根があるのをご存知ですか?
投稿日:2019年3月15日 更新日:2024年6月29日
塗装は屋根や外壁などの保護と美観性の向上を目的に行います。しかし、屋根材や外壁材の種類によっては、塗装が逆効果になってしまうことも。屋根材や外壁材の中には塗装できないものがあります。きっとこのことを知っている方はほとんどいらっしゃならないかもしれません。
塗装してはいけないものに塗装してしまうとどうなってしまうのか。答えは簡単です。せっかく塗装してもすぐに剥がれてしまいます。まともな業者なら当然塗装できないことをお伝えして、外壁材の張り替えや屋根の葺き替えをおすすめします。しかし、無知な業者なら塗装してはいけないのにそのまま塗装してしまうかもしれません。
本来なら業者がお客様に適切なご提案をするのが当然ですが、中には知らずに塗装してしまう業者もいますので、ぜひこちらでご紹介する塗装してはいけない屋根や外壁についてポイントを押さえてくださいね!
屋根編① パミール屋根(ニチハ)
「パミール」は1996年から2008年にニチハにより製造販売されたスレートです。ニチハは窯業系サイディングも販売する最大手の外装メーカーです。
パミールは初期のノンアスベスト屋根によく見られる10年頃でミルフィーユ状に層間剥離を起こし、テレビでも報道されたくらい社会問題になりました。
「ニチハ パミール」と検索するとその被害状況がよく分かると思います。パミールの製造販売を見ての通り、2008年の家であれば、パミールを含めた他のノンアスベスト屋根が使われている可能性があり、要注意です。
パミールなどの初期のノンアスベスト屋根は特徴的な剥離症状が出ますので、プロが見ればすぐに分かります。これらのスレートは塗装できませんので、葺き替えやカバー工法をご提案しております。
屋根編② 日本瓦(和瓦)の屋根
日本瓦は日本建築に馴染み深い屋根材。素材は粘土が使用されており、焼成して作られています。日本瓦には陶器瓦や無釉瓦、いぶし瓦などがあります。
瓦はお茶碗や食器のように陶器質で耐水性に優れており、塗装しなくても大丈夫な屋根材です。
頑丈で50年以上も耐久するとされていますが、衝撃で割れることがあり、漆喰の塗り替えも必要ですから、メンテナンスが不要と言うわけではありません。
日本瓦は塗装不要ですが、瓦を模したセメントを原料とするセメント瓦やモニエル瓦は防水性を保つために塗装されています。
こちらの瓦に関しては定期的に塗装が必要です。また、モニエル瓦のスラリー層は塗装の密着性が悪いため、適切な下地処理と下塗りなどの処置が必要です。
外壁編① 難付着サイディング
近年のサイディングは汚れが付きにくく、褪色しにくいコーティングがされています。このようなコーティングには、光触媒や無機、フッ素、親水性と呼ばれており、塗り替えをするときには注意が必要です。
これらのコーティングがされているサイディングを難付着サイディングと呼んでおり、塗装が密着しにくく、特別な処置をしないと塗膜が定着せずすぐに剥がれてしまいます。
難付着サイディングを塗装するときは、適切な下地処理と難付着サイディングに適応する下塗り剤を塗って調整する必要があります。
見た目は通常のサイディングと同じなので、サイディングの違いを見極められることがポイント。
難付着サイディングであるか見極めるポイントは、
① 築10年経過していてもチョーキングがない。
② 2001年以降に建てられ、壁につやがあり、比較的キレイ。
の二つです。
外壁編② ジョリパッド外壁
ジョリパッドはアイカ工業が製造販売する外装用塗材。モルタルのようにコテなどでも仕上げることができる意匠性の高い湿式工法の外壁材です。
ジョリパッドは樹脂を原料としています。こちらは塗装してはいけないというわけではありませんが、塗装するときは専用の塗料を使用するように推奨されています。
ジョリパットは約15〜20年ほどで色褪せてきますので、このくらいの時期を目安にメンテナンスをご計画ください。
塗り替えではジョリパッドフレッシュという塗り替え用の塗料がアイカ工業から用意されておりますので、こちらをご検討ください。
まとめ 資格と知識をもった塗装店に相談しましょう
こちらでは代表的な塗装してはいけない屋根や外壁をご紹介させていただきましたが、他にも塗装してはいけない屋根や外壁がたくさんあります。
適切な対応をとるには、専門的な知識と豊富な実績がなければいけません。
経験が浅い業者に頼んでしまうと、せっかくと塗装してもすぐに剥がれてしまい、場合によっては塗装する前よりもひどい状態になっている可能性があります。
正しい施工を行う業者に工事を依頼しなければ、あとあと後悔してしまうでしょう。
そのためにも外壁塗装を行う際は、慎重に業者をお探しください。
一級塗装技能士などの国家資格や建設業許可を取得しているなど信頼できる業者に工事をご依頼することが大切です。
もちろん当社も最善を尽くしてまいりますので、お住まいのことでなにかお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください!
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