屋根工事をする前に知っておきたい!屋根材の種類と特徴
投稿日:2022年3月31日 更新日:2022年4月4日
目次
屋根材にもいろいろな種類があるのはご存知ですか?
屋根材なんて普段目にすることがないかもしれませんし、ホームセンターなど普段買い物できる場所に売っているわけでもありませんから、どんな種類があるのか知らない方もいるのではないでしょうか。
屋根は建物の象徴で風雨から守る大切な構造体ですから、痛んだままにせずに定期的にメンテナンスをすることが大切です。
屋根はちゃんと維持管理しておかないと雨漏りを起こしてしまいますから、いずれ必要になるメンテナンス工事のために屋根のことを知っておきましょう!
今回は屋根材の種類や特徴、メンテナンス方法などをお伝えしていきます!
【屋根工事をするのなら屋根の知識を身につけておきましょう!】
屋根のことを知っておいた方がいいという理由は、屋根は高い場所にあって下からではどうなっているか見れないからです。
屋根についてまったく知らないと、いざメンテナンス工事をするにしてもどんなことをしているのかわからないですし、どんなところが不具合を起こしているのか、どんな部材があるのか、などなど知らないまま業者に工事をお願いすることになります。
外に出れば確認できる場所なら工事をしている職人の様子も見れますし、仕上がりもちゃんと目で見ることができます。
しかし、屋根はそれができません。
梯子や足場に登るという手もあるかもしれませんが、落下する恐れがあって非常に危険です。
屋根の点検や工事を行う際は写真を撮ってもらうことをおすすめしますが、それでも屋根のことを知っておけばメンテナンスの必要性やしなければならない工事範囲なども理解することができます。
目視では確認できない屋根だからこそ、ちゃんと屋根の知識を身につけてメンテナンス工事をすることが大切なんです。
工事が初めての方はこちらの「住宅工事が初めての方へ」もご覧ください。
【自分の屋根は何の屋根材?屋根材の種類】
お家の屋根はどんな屋根材が葺かれているかご存知でしょうか?
瓦屋根は日本では馴染み深いと思いますが、現在の主流の屋根材はスレートという薄い軽量な屋根材です。
屋根材にもいろいろな種類があり、特徴も異なりますからどんな種類があるか知っておきましょう!
【日本瓦】
日本瓦は和風建築によく用いられる昔から馴染みのある屋根材です。
日本瓦は和瓦、陶器瓦などの呼び方があり、現在では耐震のために従来品よりも軽くした瓦が流通しております。
軽くなったとはいえスレートや金属屋根などの軽量屋根に比べると重量がありますので耐震性では不利です。
しかし、厚みがあるため耐久性が高く、日本瓦の耐用年数は50年以上とされています。
他にも遮音性や断熱性も優れているため、瓦の重さに耐える構造の建物であれば、どの屋根材よりも日本瓦は長く保ちのいい屋根材です。
【セメント瓦】
日本瓦と形状は似ていますが、セメント瓦はセメントを原料とする屋根材。
瓦よりも安価ですが、重量は重く耐震性に不利です。
また、セメントを主成分としておりますので、表面には防水のために塗装が施されています。
セメント瓦の一種であるコンクリート瓦もあり、モニエル瓦が有名です。
耐用年数は40年ほどですが、塗装が先に劣化してくるため定期的に塗り替えが必要です。
劣化症状についてはこちらの「こんな症状には要注意」をご覧ください。
【スレート】
現在ではほとんどの住宅に用いられているのがスレートです。
屋根材の厚さは5mmほどと薄く、重さも一坪あたり約68kgで軽量なため耐震性に優れています。
スレートはコロニアル、カラーベストとも呼ばれていて、外装材メーカーのケイミューが販売するカラーベストはシェア率が高く有名です。
スレートの耐用年数は20〜25年ほど。
ただし、セメントを原料とするスレートは表面に塗装されていますので、こちらはもう少し早めにメンテナンスが必要です。
スレートは安価なものからハイグレードのものまであり、塗装の耐用年数も違います。
メンテナンスの目安は10年ほどのため、このくらいの年数が経ちましたら一度専門業者に屋根を見てもらうことをおすすめします。
【アスファルトシングル】
アスファルト層を基材にガラス繊維や不織布などを積層して構成する屋根材です。
非常に薄く軽量な屋根材で、手で折り曲げられるほど柔らかい特徴があります。
軽量なため耐震性に優れ、金属屋根と同じくカバー工法に採用されることが多いです。
表面に天然石を吹き付けたアスファルトシングルはきれいなグラデーションをつくり、デザイン性の高い屋根を演出します。
シングル材とも呼ばれていて、耐用年数は20〜30年ほどです。
【金属系(ガルバリウム鋼板)】
スレートと並ぶほど多く普及しているのがガルバリウム鋼板の金属屋根です。
金属屋根の特徴である軽量さからカバー工法にも採用されています。
金属屋根は錆に弱いイメージがありますが、以前まで使われていたトタンと比べて酸化しにくく、耐久性に優れています。
耐用年数は30年と長く、金属のシャープなデザインによりスタイリッシュさがあります。
カバー工法についてはこちらの「屋根カバー工法(重ね葺き工事)」をご覧ください。
【他にもある屋根材】
上記でお伝えしたのが代表的な屋根材ですが、他にも以下の屋根材があります。
・トタン
・銅
芯木(しんぎ)という桟のある屋根が瓦棒屋根です。
瓦棒屋根にはトタンが使われています。
現在ではガルバリウム鋼板が普及されて瓦棒屋根にも使われるようになりましたが、昔に作られた瓦棒屋根のほとんどはトタンが使われています。
トタンは鋼板の上にメッキ層を被服した金属で、ガルバリウム鋼板ほどの耐久性はなく、定期的に塗装をしておかないと下地が露出し、酸化してしまいますのでご注意ください。
銅屋根は現在では少なくなりましたが、和風建築に相性が良く、耐久性も優れています。
葺きたては銅の光沢のある赤褐色が美しく、経年で次第に緑青色へと味のある変化をするのが特徴的です。
メンテナンスが少ない銅ですが、経年劣化はしますので、こちらも定期的に状態を確認しておくことが大切です。
【屋根のメンテナンス方法は4つ】
ここまで屋根材の種類についてお伝えしてきました。
最後に屋根のメンテナンス方法についてお伝えしていきたいと思います。
屋根のメンテナンスは以下の方法があります。
【屋根のメンテナンス方法】
・屋根の葺き替え
・屋根カバー工法
・屋根塗装
・部分補修(屋根材補修または差し替え、棟板金の交換、コーキングの打ち替えなど)
どのメンテナンス方法を行うかは屋根の状態に合わせて行う必要があります。
はじめでもお伝えしましたが、屋根は下からでは状態を見ることができませんので、ある程度年数が経っている場合は一度専門業者に依頼して屋根の状態を見てもらってからどんなメンテナスが必要かアドバイスをもらいましょう。
当社も無料で建物診断を実施しております。
屋根は雨漏りしやすい場所ですから、傷んだ状態のままにせず、適切なタイミングでメンテナンスをすることが大切です。
気になることやご不明な点などがございましたらお気軽にご相談ください。
無料診断についてはこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。
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