棟板金の被害を防ぐ対策とメンテナンス方法

投稿日:2022年8月31日  更新日:2022年9月1日

棟板金とは屋根の棟部分に取り付けられている板金のことです。棟板金は風に飛ばされてしまう被害が多く発生しています。年数が経過して痛んだままにしておくと被害を受けてしまいますから、事前にメンテナスをして対策しておきましょう。今回は棟板金の劣化症状や被害を防ぐ対策、メンテナス方法を解説していきます!

 

【台風など強風が吹く時期は棟板金の被害が多い】

棟板金の被害を防ぐ対策とメンテナンス方法

屋根はもともとなにも遮るものがありませんので、風に影響を強く受けます。台風など強風が吹く時期はとくに被害が多いですから注意しておかなければいけません。被害の中でも棟板金が飛ばされてしまうことが多く発生しています。棟板金は貫板という下地の上に被せて、釘で固定されています。経年劣化していると棟板金の固定強度が落ちて風にあおられやすくなり、やがて飛散してしまうということが起きかねません。棟板金が飛ばされてしまうとご自分のお家だけの被害だけでなく、近隣の方にも被害を与えてしまう恐れがあります。棟板金は大きな部材ですから、近隣の建物や車に当たって傷つけてしまうかもしれません。飛ばされた棟板金が人に当たってしまったら大変な事故になってしまうでしょう。このような被害を起こさないためにも、棟板金の状態に注意し、適切なタイミングでメンテナンスをしておくことが大切です。

 

【棟板金の劣化症状】

棟板金の被害を防ぐ対策とメンテナンス方法

屋根は太陽の紫外線や風雨にさらされ、過酷な環境にあります。年数が経っていれば、その分の劣化症状が出ています。棟板金が劣化すると以下の症状が現れてきます。

 

【棟板金の劣化症状】

・棟板金の継ぎ目コーキングの劣化

・釘が抜けている

・棟板金が歪んでいる

・棟板金が浮いている

・棟板金が外れている

 

棟板金の歪みや浮き、剥がれは、下地に直接被害を受けているため、早めに修理することをおすすめします。

 

釘が抜けている、コーキングが劣化している、などの症状も水が入り込み、下地を濡らしている状態です。劣化を早め、だんだん釘が効かなくなってきますから、こちらも早めのメンテナンスが必要です。

 

劣化症状についてはこちらの「こんな症状には要注意」もご覧ください。

 

【棟板金が被害を受けないための対策】

棟板金の被害を防ぐ対策とメンテナンス方法

厄介なことは棟板金が痛んでいても気が付きにくいということです。屋根は高い場所にありますから、日常生活の中で目に入ることはありません。意識的に見たとしても下からでは細かく状態を見ることができませんから「大丈夫だろう」と見過ごしてしまいやすいです。しかし、前述したように、棟板金が飛ばされてからでは遅いですから、被害を防ぐために対策をしておくことが大切です。

 

その対策が屋根点検です。

 

一般の方が屋根に登るのは落下する恐れがありますのでおすすめしません。屋根の状態を調べるときは、かならず専門業者にご依頼ください。

 

屋根点検を実施する際はかならず写真を撮ってもらいましょう。

 

実は屋根工事のトラブルも多く、問題がないのに嘘を言って工事をさせようとする悪徳業者もいます。不具合の有無に関係なく、屋根が今どうなっているか写真を撮ってもらい、自分でも確認できるようにしてください。

 

また、複数の業者に点検を依頼することもおすすめです。

 

ちゃんと施工してくれる業者なら、屋根の状態についてある程度同じことを言うはずです。

 

西武建装は無料で建物診断を実施しております。屋根の状態が知りたい方はお気軽にご相談ください。

建物診断についてはこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。

 

【棟板金のメンテナンス方法】

棟板金の被害を防ぐ対策とメンテナンス方法

棟板金のメンテナンスは以下の方法があります。各メンテナンスについて一つずつ解説していきます。

 

【棟板金の釘補修】

棟板金は貫板を下地にして釘を打って固定してあります。年数が経つとこの釘が抜けかけてきて、場所によっては完全に抜けてしまっていることがあります。釘が抜けていると固定強度が落ちてしまいますから、釘やビスを使って再打ち込みしましょう。

 

【棟板金のコーキング補修】

棟板金は複数の板金を接合して取り付けてあります。太陽の紫外線や風雨などでコーキングは劣化してきます。ひび割れや破断、剥がれなどの劣化症状が出て、板金内部に水が入り込むため、定期的にコーキングを打ち替えましょう。

 

コーキング工事についてはこちらの「コーキング工事の必要性と劣化症状・耐用年数・メンテナンス方法を解説!」もご参考にしてください。

 

【棟板金の交換】

棟板金を交換することも可能です。棟板金が歪んでいたり、浮いてしまっていたりする場合は交換が必要です。また、損傷範囲によっては部分的に交換することもできます。下地が腐食している場合は、下地だけ交換するのはできませんので、棟板金と一緒に交換することになります。

 

西武建装は屋根板金工事も承っております。詳しくはこちらの「屋根版金工事」をご覧ください。

 

【棟板金のメンテナンスは屋根や外壁の塗装と一緒に!】

棟板金の被害を防ぐ対策とメンテナンス方法

棟板金工事は高所作業となりますので、屋根や外壁の塗装と一緒にメンテナンスするのがおすすめです。同じタイミングでメンテナスをしておけば足場代の節約やメンテナンススケジュールを合わせることができます。足場の設置回数が増えるほど、メンテナンスのトータルコストは上がってしまうため、棟板金工事をお考えの方は外壁や屋根の塗装もご一緒にご検討ください。

 

お得に工事ができる方法についてはこちらの「屋根と外壁はセットがお得」をご覧ください。

 

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