雨漏りかもと思ったらするべきこと
投稿日:2022年2月28日 更新日:2022年3月2日
ふと見ると天井や壁に水染みができていることはありませんか?
水染みができていたらすぐに雨漏りだと判断するのは早いかもしれませんが、しかし少しでも疑わしいところがあったら早めに対処しておくに越したことはありません。
今回は雨漏りかもとおもったらするべき対処方法についてお伝えしていきます。
【雨漏りしているサインを見逃さない】
雨漏りは建物の状態を悪くさせてしまいますから、少しでも早く雨漏りしていることに気づくことが大切です。
雨漏りは必ずしも目視で確認できるというわけではありませんが、雨漏りしているサインはありますので、見逃さないようにしましょう。
雨漏りしているサインは以下の症状があります。
【雨漏りのサイン】
・天井や壁に水染みがある
・クロスが剥がれている
・窓枠が濡れている
・カビが発生している
・小屋裏が濡れている
雨漏りすると天井や壁が濡れてシミができます。
これらが濡れるとクロスが剥がれてきたり、湿気が多くなりカビが生えてきます。
天井や壁が濡れるのは結露も同じなため勘違いしてしまうこともありますが、上記の症状が確認できるようであれば、たとえ結露の可能性があったとしても専門業者に依頼して雨漏りしていないかチェックしてもらった方がいいでしょう。
【雨漏りの応急処置】
それでは雨漏りしてしまった場合の応急処置についてお伝えします。
雨漏りは突然起こりますので、時間帯によってはすぐに業者が来れないこともあります。
そのまま雨漏りしている状態のままにすると床や家具、家電が濡れてしまいます。
なるべく室内の被害を軽減させるためにも雨漏りの応急処置方法を知っておきましょう。
雨漏りの応急処置をするときは以下のものを用意しましょう。
【雨漏りの応急処置に必要な物】
・バケツ
・ブルーシートやレジャーシート、新聞紙など
・雑巾やタオル
上記のものがあれば雨漏りしても床を濡らさずに済みます。
水が落ちてくる場所にブルーシートまたはレジャーシートなどの水が浸透しないものを床に敷きます。
滴り落ちてくる水はバケツで受けましょう。
水は天井から落ちてきますからバケツで受けても飛散しますので、まわりには雑巾やタオルを敷いておきます。
バケツに水が溜まっていきますので、ある程度溜まったら水を捨てましょう。
壁から水が染みてくる場合は、雑巾でこまめに拭くことをおすすめします。
濡れたままにしておくとクロスが剥がれてしまったり、カビが生えてしまったりします。
室内には家具や家電などが置いてあります。
濡れてしまうと故障してしまう恐れがありますので、雨漏りしているところから避難させておきましょう。
応急処置方法ではコーキングや防水テープ、アルミテープなどを使う方法もありますが、これは雨漏りしているところがわからないとできません。
雨漏りしているときは雨が降っていますから、テープやコーキングはつきにくくなり、あまり効果はありません。
時間帯も夜の場合は外で作業していると危ないですから、室内での応急処置で留めておくことをおすすめします。
とくに梯子や脚立に登るような作業は落下や転倒の恐れがあり、非常に危険です。
根本的な雨漏り箇所の処置は専門業者に依頼して行ってもらいましょう。
【雨漏りはどこから起きる】
雨漏りの発生場所はなかなか特定することが難しいですが、どこから雨漏りしやすいかは知っておくいいでしょう。
雨漏りは以下の場所から発生することが多いです。
【雨漏りが起きやすい場所】
・屋根
・外壁
・窓
・ベランダ
それでは各場所の雨漏り原因を解説していきます。
【屋根】
屋根は雨を受けますので、雨漏りの原因となりやすい場所です。
屋根から雨漏りする原因は、ルーフィングの劣化、コーキングの劣化、隙間ができている、雨押さえなどの板金と外壁の取り合い部に隙間がある、などです。
経年劣化で雨漏りすることがありますので、定期的にメンテナンスが必要です。
【外壁や窓】
外壁はクラックがあるとそこから水が入り雨漏りしてしまいます。
また、窓はコーキングで防水されていますが、コーキングが劣化しているとひび割れてくるため、そこから水が入って雨漏りしてしまうこともあります。
同じコーキングのことでいうと、サイディングやALCの外壁は目地が設けてあり、そこにコーキングが打たれています。
ここも窓と同じようにコーキングが劣化していると水の侵入口となりますので、雨漏りが起きる前に打ち替えておく必要があります。
【ベランダ】
ベランダは屋根と同様に雨に濡れる場所ですから、床には防水施工がされています。
この防水が劣化していると水が染み込んできてしまうため、雨漏りの原因となります。
注意が必要なのはルーフバルコニーです。
ルーフバルコニーはすぐ下が部屋になっていますので、雨漏りするとすぐに水が流れてきます。
内装や家具、家電をダメにしてしまいますので、上述した応急処置で被害を抑えましょう。
ベランダは床の防水の他にドレン(排水溝)や笠木(手すり)のところからも雨漏りが発生します。
ゴミ詰まりや部材の劣化で雨漏りしますので、定期的にメンテナンスをしておきましょう。
ベランダ防水のメンテナンスについてはこちらの「屋上・ベランダ防水工事が大切な理由」もご参考にしてください。
雨漏りは建物への被害が大きいため放置しないことが重要です。
雨漏りを放置する危険性についてはこちらの「雨漏りを放置すると危険」でお伝えしております。
【雨漏りかもと思ったらすぐに点検を!】
雨漏りかもと思ったら、まずは専門業者に連絡して点検してもらうことをおすすめします。
そのまま放置してしまうと水が入る状況のままにしておくということです。
それがどんな被害を生むかというと、建物の構造体の腐食や耐震性の低下、シロアリ被害、カビによる健康被害、などが挙げられます。
また、雨漏りはかならず目に見えて現れるとはかぎりません。
雨漏りしている症状がでていなくても水が入っていることもありますので、定期的に建物の状態は点検しておくことをおすすめします。
当社は雨漏り修理や点検を実施しておりますので、もし雨漏りかもと思いましたらすぐにご相談ください。
無料診断についてはこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。
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