屋根葺き替え工事のメリット・デメリットと工事をご検討していただく時期
投稿日:2023年4月12日
目次
屋根は風雨や太陽光などから建物を守る大事な構造体。
私たちが安心して生活ができるのも、屋根がしっかりしているからです。
そんな大事な屋根ですが、年数が経てばいずれメンテナンスが必要です。
屋根リフォームの一つ、屋根葺き替え工事は屋根を大体的にメンテナンスをする工事。
足場を設置し、工事規模も大きめですから、工事代も他のリフォーム工事と比べると高めです。
工事代が高額なため工事をどうしようか躊躇してしまうかもしれませんが、雨漏りのリスクもありますので、屋根を傷んだままにしておくのは禁物。
そこで、これから屋根葺き替え工事をお考えの方に向けて、本日は屋根葺き替え工事のメリット・デメリットについてお伝えしていきたいと思います!
【屋根葺き替えとは?屋根リフォームの種類】
屋根リフォームは大きく分けると以下の種類があります。
・屋根塗装
・屋根葺き替え
・屋根カバー工法(重ね葺き)
屋根塗装はスレートなどのセメント系屋根や金属系屋根に必要なメンテナンス工事です。
10年ほど経つと屋根材が劣化してくるため、美観性の向上と屋根材を保護するために塗装します。
そして本題の屋根葺き替え工事です。
屋根葺き替え工事は、今の屋根を解体して新しく屋根を作り直す工事。
「葺く」という言葉は「覆う」という意味があり、解体した屋根に新しい屋根を覆うというイメージを持っていただけたらわかりやすいかと思います。
屋根葺き替え工事は屋根リフォームの中で高額な工事に入りますが、工事をしなくても済むということはなく、今のお住まいに長く住み続けていたら、いずれ屋根葺き替え工事が必要になる時期がやってきます。
屋根葺き替え工事が必要な時期については後述しますので、続いて屋根葺き替え工事とよく比較される「屋根カバー工法(重ね葺き)」についてご説明いたします。
屋根塗装のタイミングについてはこちらの「屋根塗装のタイミングはいつ?ポイントは年数の経過と劣化症状!」をご覧ください。
【屋根葺き替えと屋根カバー工法(重ね葺き)の違い】
「屋根カバー工法(重ね葺き)」はよく「屋根葺き替え工事」と比較されます。
なぜこれらの屋根工事が比較されるかというと、目的が同じだからです。
「屋根葺き替え工事」も「屋根カバー工法」も屋根を新しくして耐久性や美観性の向上を目的とした工事です。
それでは「屋根葺き替え工事」とどう違うのか気になりますよね?
「屋根カバー工法(重ね葺き)」は元々の屋根はそのままに、その上に新しい屋根を葺く(覆う)工法のことです。
「屋根葺き替え工事」と違うのは、元々の屋根を残すということ。
そのため、屋根が重くなってしまうのがデメリットですが、解体が最小限に抑えられるため、コストを抑えて屋根を新しくできます。
屋根カバー工法のメリット・デメリットについてはこちらの「手軽に屋根工事!屋根カバー工法(重ね葺き工事)のメリット・デメリット」をご覧ください。
【屋根葺き替えのメリット】
【屋根の寿命が延びる】
屋根の構成は、垂木などの骨組みの上に野地板(下地材)を張り、ルーフィング、屋根材という順で葺かれていきます。
屋根葺き替え工事は屋根材とルーフィングを解体し、野地板残しで行います。
元々の野地板の上に新しい野地板を増し張りして、そこからルーフィング敷き、屋根材を張って仕上げます。
この工程からほとんどの屋根が新しくされますから、耐久性が向上して屋根の寿命を延ばすことができます。
屋根は強風にあおられたり、地震で揺れたり、大雨にさらされたりと過酷な環境に耐えなければいけません。
屋根葺き替え工事をすることで耐久性が高まり、自然災害にも耐えうる建物にすることができるのです。
【軽い屋根にすることで耐震性が高くなる】
昔から日本住宅に用いられている瓦屋根は1㎡あたり約60kgとかなりの重量があり、屋根が重くなります。
屋根が重くなるとどんな影響があるかというと、地震が発生したときに建物の揺れが大きくなります。
耐震性を高めるには、できるだけ軽い屋根にしておくことが望ましいです。
今の屋根が瓦屋根など重い屋根の場合、スレートや金属屋根に葺き替えると建物への負担が少なくなり、耐震性を高めることができます。
【下地の点検と補修ができる】
屋根葺き替え工事は野地板までを解体しますので、屋根カバー工法ではできない野地板の点検と補修ができます。
野地板は屋根の下地材ですので、劣化が進んでいたり、腐食を起こしていたりしたら補修しないといけません。
屋根カバー工法を採用するときは、野地板に問題がないか確認しますが、屋根材に覆われて目視で確認することができませんので、屋根をしっかり修復する目的なら屋根葺き替え工事の方が確実です。
【屋根葺き替えのデメリット】
【工事代が高額】
屋根葺き替え工事のデメリットで気になるのが工事代です。
足場を設置し、解体工事もありますので、屋根リフォームの中では工事規模が大きく、工事代も高額になる傾向です。
また、アスベスト含有の屋根材だと、石綿含有産業廃棄物と別枠で処分することになりますので、通常よりも処分費が掛かります。
できるだけ工事コストを抑えるために、このタイミングで外壁塗装などの高所作業を伴う工事も行なっておくことをおすすめします。
1回の工事代は掛かってしまいますが、その後にまた足場を設置して工事をする必要がなくなりますので、長期的に考えるとトータルコストは安くなります。
足場代の節約についてはこちらの「屋根と外壁はセットがお得」をご覧ください。
【工期が長い】
屋根葺き替え工事は以下の工程で進みます。
1:足場設置
2:解体工事
3:野地板増し張り
4:ルーフィング敷設
5:屋根材設置
6:屋根板金設置
7:足場撤去
8:工事完了
屋根葺き替え工事完了までかかる日数は1〜2週間ほど。
また、外工事のため天候に左右されることも考慮しておく必要があります。
雨が続く場合は、工事が中止になる日が続きますので、予定よりも工事が長引く可能性があります。
屋根葺き替え工事の工程についてはこちらの「 屋根葺き替え工事の全工程をご紹介!」をご覧ください。
【解体時の音が大きく、砂埃なども舞いやすい】
屋根葺き替え工事の解体作業は、打ちつけるような大きな音が発生します。
また、砂埃りなどこれまでの汚れが蓄積しているため、解体するとそれらの汚れが舞います。
近隣の方の迷惑とならないように、足場にはメッシュシートを取り付けて飛散防止することが大切です。
また、作業音が発生しますので、近所トラブルの防止のために事前に近隣あいさつを行なっておくといいでしょう。
近隣トラブルについてはこちらの「外壁塗装工事での近隣トラブル。対策しておきたいポイント!」をご覧ください。
【屋根葺き替えをご検討していただく時期と屋根工事の注意点】
ここまで屋根葺き替え工事のメリット・デメリットについてお伝えしてきました。
屋根葺き替え工事も一長一短ありますが、いずれ工事を行うか考える時期がきます。
屋根葺き替え工事をお考えいただく時期は「築20年以上経過したお家」です。
なぜ20年が目安となるかというと、ルーフィングの寿命が20年ほどだからです。
ルーフィングの種類によって寿命がくる時期は変わりますが、屋根まわりの劣化もあるため、20年目に入りましたら、一度専門業者に屋根の状態を見てもらうことをおすすめします。
屋根葺き替え工事をご検討していただく目安となるポイントを以下にまとめましたのでご覧ください。
【屋根葺き替え工事をご検討していただく目安】
・築20年以上経過している
・屋根の劣化が激しい
・屋根が重く、耐震性が低い
・屋根から雨漏りしている
・すでに屋根カバー工法で工事した屋根で劣化が進んでいる
屋根葺き替え工事の注意点として、せっかく葺き替えるのに今の屋根よりも重くしてしまうのはNGです。
瓦屋根からスレートに葺き替えれば、1㎡あたり約60kgから1㎡あたり約20kg、金属屋根なら1㎡あたり約5kgになります。
かなりの負担軽減になりますので、屋根葺き替え工事をする際は屋根の重量も考慮して屋根材を選びましょう。
西武建装は無料で建物診断を行っております。屋根工事のご相談もお待ちしておりますので、屋根が気になっている方はお気軽にご相談ください。
無料診断についてはこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。
屋根工事については下のページもぜひご参考にしてください。
「屋根塗装と葺き替え、カバー工法のどれで工事をした方がいい?」
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