屋根点検の状況がよくわかるドローン調査
投稿日:2024年10月22日
以前までは調査員が目視や打診などで調査を行なっておりましたが、近年では技術の発展により、ドローンを使用する場面が増えました。
ドローンの登場によって転落事故のリスクが少なくなり、屋根などの高所を安全に調査できます。
ドローンからの高精細な映像をお施主様に直接お見せすることができ、より現実的に状況をお伝えすることができるようになりました。
これからお住まいのメンテナンスをお考えでしたら、ドローン調査についてもぜひ知っておいていただきたいです。
本記事では、当社でも実施しているドローン調査についてお伝えさせていただきます。
そもそもドローンとはなに?
複数のプロペラが付いた自立飛行できる無人航空機の総称がドローンです。
はじまりは軍事用に開発されていましたが、今では調査や農業、物流などでも用いられるようになりました。
広告撮影用、測量用、調査用が最も利用されている用途です。
ドローンの一般的なイメージは、カメラが付いていて高いところから眺めのいい景色を撮影できる機械という感じではないでしょうか?
カメラも一眼レフカメラや測量用のカメラ、サーモカメラなどが搭載できる機種もあるということですからすごい時代ですよね。
事前調査の重要性
塗装などのリフォームには決まった定価はありません。
その理由は一棟一棟条件が異なるからです。
お客様のご希望と建物の大きさなどを踏まえて大方の概算は出せるかもしれません。
ですが、想定しているよりも外壁が傷んでいたり、部材を交換しなければいけなかったりなどがあると、当然ですが工事する範囲が広くなり金額も高くなります。
工事が始まってから金額が増えるなんてことがあると困りますし、本来修理しなければいけないところをそのままにされてしまうのも大変ですよね。
必要な工事を適正価格でご提示できるように、事前に建物の状態や立地などを細かく調査している必要があります。
業者の中には、建物をちょっと見ただけで、あとは図面だけで判断したり、実測もせずに見積もりを渡してきたりするところもいますので注意してくださいね。
業者選びについてはこちらの「工事業者の選び方 ~基礎編~」をご覧ください。
屋根の調査に最適なドローン
近年ではドローンを活用して調査を行っているところも増えました。
とくに屋根の調査ではドローンの強みを存分に発揮できます。
ドローンで映し出される画像は高精細なもので、屋根に登ることなく、安全に、かつ細かく屋根がどうなっているか調査できます。
年数が経っている屋根は傷んでいるところがほとんどです。
むやみに屋根に登ってしまうと屋根が割れてしまう可能性があり、なによりもコケや砂埃などで足を滑らせやすく、慣れているプロとはいえ、危険と判断したら屋根に登ることを断念します。
劣化が激しい屋根や急勾配の屋根は梯子から覗くしかありませんから、点検できるところがかぎられ、見落としもでてきてしまうでしょう。
そこで屋根点検の問題を解決してくれるのがドローンです。
ドローンから屋根の状態を隅々まで確認でき、そこで撮影した画像をお客様に見ていただくことも可能です。
屋根に登りませんから屋根の破損や心転落事故を起こす心配がなく、安全に屋根を点検できます。
屋根の劣化症状についてはこちらの「屋根の見逃したくない劣化症状と対策」をご覧ください。
ドローン調査のメリット
ドローン調査のメリットはこちらの4つがあります。
【ドローン調査のメリット】
・屋根など高所を安全に点検できる
・屋根を破損させる心配がない
・転落事故のリスクがない
・映像や画像に残せて、その場でお施主様に確認いただける
ドローンなら高所でも安全に細かく調査できます。
梯子からだと棟あたりは距離があって詳しいことは見えません。
現在の住宅の屋根は勾配もきついですから、たとえ状態が良好でも物理的に屋根に登ることは難しく、狭小住宅が多い都心部では屋根に登って点検できるなんてことは、いまだと稀かもしれません。
スレートは厚みが5mmほどしかありません。
足の踏み場を間違えれば劣化したスレートならすぐに割れてしまいます。
ドローンなら屋根を破損させる心配はまずしなくても大丈夫でしょう。
屋根など高所の点検では転落事故のリスクもあります。
年数の経った屋根は汚れやコケなどで滑りやすくなっていますので、いくら屋根勾配が緩かったとしても決して安全ではありません。
ドローン調査なら作業員が高所に上がる必要がなく、安全に点検できます。
ドローンならその場でお施主様に屋根の状態をお見せでき、普段見えないところの劣化がどれくらい進んでいるかより実感いただけるはずです。
わざと壊してその写真を見せて修理が必要だと訴える悪質な業者もいるようですので、リアルタイムで確認できるドローンなら不正されにくくて安心できます。
ドローン調査のデメリット
ドローン調査にもデメリットがあります。
まず一つ目が、ドローンを飛ばせない地域があることです。
ドローンを飛ばせない地域はこちらです。
・空港周辺
・地上から150m以上の上空
・人工集中地区(DID)
・外国公館周辺
・国の重要な施設周辺
・防衛関係施設周辺
・原子力事業所の周辺
都市部は人工集中地区に指定されている場合がありますので、そのエリアにご自宅がある場合は、ドローンを飛ばせることが可能か確認が必要です。
調査の精度の高さでいえば、やはり目視や触診ほどではありません。
触れてみたり、叩いたりして症状が出ているか確認できるケースもあります。
劣化症状がすべて目視だけで判断できるわけではありません。
ですが、目視から判断できる範囲で、状態が悪くなっているかもしれないと前もってお伝えすることは可能です。
この場合は、工事が始まって足場を組んでから、実際に触れてみて症状に問題がないか確認します。
修理が必要な場合、追加工事にはなりますが、契約前に追加工事がある可能性があることを知っていれば、突然、追加工事があると言われるよりも負担は少ないかと思います。
雨や風が強い日にドローンを飛ばすことはできません。
天候に左右されるデメリットはありますが、屋根にかぎってはこちらも天気が悪い日に梯子に登って点検できませんので、日を改めてお伺いすることになります。
建物の調査なら西武建装におまかせください!
建物のメンテナンスをする際は、前もって細かく状態を確認し、工事の計画を立てる必要があります。
今では調査にドローンを使用することが増えています。
とくに屋根などの高所にある調査で本領を発揮します。
西武建装はドローン調査も行っておりますので、これから建物のメンテナンスをお考えでしたらお気軽にご相談ください。
建物診断や見積もりは無料で実施しております。
無料診断はこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。
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