難付着サイディングの塗装にご注意!難付着サイディングの見分け方と塗装方法を解説!
投稿日:2023年3月30日 更新日:2025年8月28日
戸建て住宅に多く普及しているサイディング。意匠性の高い柄が施されており、すてきなお家が多いですよね。
サイディングも年数が経つと白くくすんできたり、光沢感が落ちてきたりして塗装が必要になってきます。
ですが、通常どおり外壁塗装を行うのはちょっと待ってください!
サイディングの中には難付着サイディングといって塗料が付きにくいものもあります。
もし知らずに通常どおり塗装すると早いうちに塗装が剥がれてきてしまいます。
塗装をやり直すとなると剥離している塗膜をすべて剥がさなければいけないため相当な手間と日数がかかります。
また、剥がれた塗膜のところで段差ができて見栄えが悪くなってしまうでしょう。
いくら施工不良で無料で直してくれるとしても、また足場を立てて一から塗装し直すのは思っている以上に大変です。
外壁塗装に失敗しないためにも塗装が付着しにくい「難付着サイディング」という外壁材があることを知っておきましょう。
本日は難付着サイディングとはどんな外壁材か、塗装する際の注意点などを解説していきます!
目次
難付着サイディングとは?
難付着サイディングとは特殊なコーティングが施されているサイディングのことです。
特殊なコーティングを施すことで汚れや色褪せなどの変化が出にくくなっており、長く美観を保持できます。
通常のサイディングなら10年ほどで塗り替えが必要となりますが、難付着サイディングなら20年近く美観を保つため、そう頻繁に塗装する必要はありません。
ぱっと見は通常のサイディングと変わらないため見分けが難しい外壁材です。
また、難付着サイディングは汚れが付きにくいと同時に塗装も密着しにくい欠点があります。
そのため、通常どおりの方法で塗装しても密着性が悪くてすぐに塗装が剥がれてしまいます。
剥がれてしまうのなら塗装できないと思うかもしれませんが、もちろん塗装は可能です。ただし、塗装を行う場合は難付着サイディングに適した方法で塗装する必要があります。
難付着サイディングの塗装方法については後述しますが、汚れがつきにくいとはいっても塗装が必要になる時期はいずれやってきます。
ここでは「難付着サイディングは通常どおりの塗装方法ではすぐに剥がれてしまう」ということを押さえておきましょう。
サイディングの塗装についてはこちらの「外壁塗装をご検討中の方!サイディングはクリア塗装がおすすめ」もご覧ください。
難付着サイディングの見分け方
見分けるポイントはこちらの7つです。
①チョーキングが発生していない
②色褪せが起きていない
③2001年以降のサイディング
④ラッカーシンナーで溶けない
⑤難付着サイディングとされるコーティングがされていない
⑥新築時の仕様書を確認する
⑦「10年に一度の塗装が不要の外壁材」と言われたことがある
上記7つの見分け方について以下に具体的にご説明します。
①チョーキングが発生していない
難付着サイディングはチョーキングが発生しない特徴があります。
チョーキングとは塗膜が劣化して顔料が浮き出てくる現象のことです。
チョーキングは10年前後で発生する傾向にあり、外壁に触れることでチョーキングの有無を確認できます。
もし、10年以上経ってもチョーキングが発生していない場合は、難付着サイディングが採用されているかもしれません。
チョーキングについてはこちらの「チョーキング現象が起きたら外壁塗装の時期!」をご覧ください。
②色が褪せていない
難付着サイディングを見分けるポイント2つ目は「色が褪せていない」ことです。
チョーキングと同様に難付着サイディングは色褪せが起きにくい特徴があります。
光沢感も維持しやすいですので、こちらも10年以上経って変化が見られない場合は難付着サイディングの可能性が高いです。
劣化症状についてはこちらの「こんな症状には要注意」をご覧ください。
③2001年以降のサイディングが採用されている
難付着サイディングのコーティングは「光触媒塗装」「無機塗装」「フッ素塗装」などです。
これらが採用されたのは2001年以降からです。
家が建てられた年数は難付着サイディングを見分ける大事なポイントです。
2001年以降の建物なら難付着サイディングが採用されているかもしれません。
④ラッカーシンナーで擦っても溶けない
ラッカーシンナーは溶解力が強い溶剤です。
通常のサイディングなら擦れば溶けて色が落ちます。
しかし、難付着サイディングだと塗膜が強靭なため、ラッカーシンナーで擦っただけでは溶けません。
ラッカーシンナーで擦っても塗膜が溶けなければ難付着サイディングが採用されている可能性があります。
ラッカーシンナーで擦った後は塗膜を傷めてしまうため、塗装を行うことを決定してからお試しください。
⑤コーティングの種類
難付着サイディングに施されているコーティングは以下の種類があります。
・光触媒塗装
・無機系塗装
・親水性塗装
・フッ素塗装
汚れにくい、色褪せしにくい、といった特徴はサイディングメーカーも強みとしてアピールするポイントです。
カタログやパンフレットにもアピールするフレーズとしてコーティング名などが書いてあります。当時の資料なども参考にして難付着サイディングか確認してみましょう。
⑥新築時の仕様書を確認する
もし新築時の仕様書が残っていましたらそちらで外壁材の種類を確認しましょう。
仕様書には外壁材のメーカー名や製品名、品番などが記載されています。
メンテナンス方法についてもメーカーに問い合わせることで正確な方法を知ることができます。
外観のみで見分けるよりも仕様書で確認できるほうが確実です。
仕様書があれば塗装時に業者に伝えておけば施工の誤りを防ぐことにつながります。
⑦「10年に一度の塗装が不要の外壁材」と言われたことがある
難付着サイディングは前述したとおり美観の低下が起きにくく、頻繁に塗装しなくても大丈夫です。
もし、「10年に一度の塗装が不要な外壁材です」という説明があったら難付着サイディングが採用されているかもしれません。
難付着サイディングは比較的にハウスメーカーの住宅で採用されることが多いです。
ハウスメーカーならメーカー点検があると思いますので、この時に担当者に確認されるといいでしょう。
難付着サイディングの塗装方法
塗装するときは専用の下塗り剤を使用することです。
塗料のカタログには適用下地が記載されています。
塗装が付きづらい難付着サイディングに適用しているか確認しましょう。
光触媒や無機系、フッ素系などコーティング名が記載されています。
通常の方法ではすぐに塗装が剥がれてしまいますので、適切な塗料の選定が大事です。
サイディングは意匠性の高さからクリア塗装をご希望する方も多くいらっしゃいます。
クリア塗装とは顔料を含まない無色透明な塗料で塗装することです。
透明なためサイディングの柄を活かして塗装できます。
以前までは難付着サイディングに対応した塗料がなかったため施工不可でしたが、現在では難付着サイディングに対応するクリア塗料も販売されております。
クリア塗装についてはこちらの「外壁塗装をご検討中の方!サイディングはクリア塗装がおすすめ」をご覧ください。
難付着サイディングの塗装は信頼できる業者に依頼しましょう!
難付着サイディングは塗装が密着しづらいというだけで塗装は可能です。
ちゃんと難付着サイディングであることを確認した上で施工することが大切なため、正確に見分けられる豊富な知識を持った塗装業者に工事を依頼しましょう。
当社は難付着サイディングの塗装も承っておりますので、これから外壁塗装をお考えの方はお気軽にご相談ください。
無料診断についてはこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。
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